GW日高・十勝の旅 -野鳥編 -
今回の旅のメインはあくまでも馬であったのだが、日高方面は野鳥観察ポイントが充実しているので途中立ち寄ってもらい野鳥撮影もしてきました。
まず最初に向かったのはこの冬何度も通った鵡川。
シギ・チドリのメッカであり時期的にも期待値マックス!
と思いきや大きく期待を裏切られてしまった。
ヒバリの鳴き声やハクセキレイが歩く姿は見られるもののシギチの姿など皆無。浜の方もカモメが固まっているだけで珍しいものは何もない。
加えてこの日の鵡川は異常な強風。
春向けの薄着装備のせいもあり冬に来た時より強烈な寒さが身に染みる。
テンションも上がらず成果なしのまま立ち去ることとなった。
その次寄ったのは静内川河口付近。
次の目的地へ向けて車で走っている最中にカモメの大群が飛び回っているのが見えたので急遽立ち寄ることにした。
群れの中央辺りにいたのは夏羽のユリカモメ達。黒い顔が面白い。
大きいのはただのカモメっぽいが自信無し。
先ほど車中で見かけたような優雅なカモメの舞を見ようと飛び立つ瞬間を狙っていたのだが一向にその気配もなく諦める。
上流の方を歩くとダイサギが1羽佇んでいた。
更に遠くの方にはいまだに北へ帰っていない白鳥もいたのだが遠すぎて写真に収めるのはできず。
その他小鳥の類も短い時間ながらも数種類は見ることができた。
多分ノビタキのメス
多分オオジュリン
ハクセキレイだけはどこ行っても見られた
この後、主目的である牧場見学を終え、あとはこの日の宿に行くだけでというところでまだ時間に余裕があったので最後に幌別川河口にも立ち寄ってもらう。
車を降りて早々にキタキツネに遭遇。
なかなか警戒心の強い野生の顔つきをしている。
キタキツネを撮影していると近くにコチドリが歩いているのを見つけた。
水辺の方では遠くにカモの群れがいるのが見える。双眼鏡で確認するとコガモとハシビロガモだった。
そのカモを撮影しようとぐるりと回ろうとしたところ突然死角から2羽の鳥が飛びだした。
降りた方にこっそり近づいてみるとセイタカシギのつがいの様だ。
見た目もユニークな鳥で且つ初見ということもありこれはこの日最大の成果だ。
少し離れた場所からだと逃げる気配もないのでゆっくり撮影できた。
セイタカシギを撮影して帰ろうとした時に最後の締めのようなタイミングで白鳥が2羽水辺に降り立ったのを見届けこの日の鳥見は終了。
鵡川で空振りに終わった時はどうなることかと思ったが、最後に寄った幌別川で嬉しい出会いがあったのが良かった。
ここは冬の間も猛禽がいそうな雰囲気がするので時期を改めてまた来たいところだ。