クルミの正体

今週は雨続きでしたが今朝は久しぶりに晴れていたので、仕事前にエゾリス君のところに行ってきました。

今朝も相変わらず駐輪場の周りでクルミ埋めに勤しんでいます。

クルミについては常々疑問に思っていたことがあったのですが、それはここの木は一房に生る実の数が多くても3個までしかないということ。
他の場所で見かけるオニグルミは通常一房に7〜8個ついているのに較べて少なすぎです。

環境や生育状況によって数が変わるのかとあまり深く考えずにいたのですが、今日落ちていたクルミを拾ってみてその理由が判明。ここのクルミはオニグルミでありませんでした。中に詰まっている実がケーキにのっているものと同じ形だったので、西洋クルミと呼ばれるものだと思います。
このクルミはオニグルミに較べて殻が薄く、足で踏んだくらいでも簡単に割れます。
リスが食べている時も随分割るのが早いなと思っていましたがこれで合点がいきました。
殻が薄い分中身もぎっしりなので、食べやすく量もたくさんとリスにとってはオニグルミよりもありがたい実なのでしょう。味はどちらが好みかは知りませんが。

ちなみにここのクルミの木にはアカゲラも毎日やって来ます。

さすがにキツツキの口ばしでもオニグルミは歯が立たないだろうから外皮を食べているに違いないと思い込んでいたものの実は中の実を殻を割って食べていたのではという可能性が出てきました。時々カンカンと叩く音も聞こえてましたし。一つの事実が判明すると色々と想像が膨らみます。

何にせよ北海道で見かけるクルミはオニグルミだけでないというのが分かっただけでも今朝は収穫ありました。

話は変わって毛替わりについて。
これから冬に向けて毛替わりする時期ですが、その変化も個体差があるようでいつも会っている子たちはまだそれほど進んでいません。
一方こちらは土曜日に少し離れた場所で見かけたエゾリス

体の毛色がすっかり冬色になっているのに耳と手だけ茶色なままで面白い感じになってます。
耳毛もだいぶ伸びてきているので10月中にはすっかり冬バージョンに衣替えするのではないかと思います。
エゾリスは冬のメタボでふさふさな方が可愛いので、これからますます撮影が楽しみになります。