オシドリ親子の行方

雨雲が空を覆ったどんよりした天気でしたがオシドリ親子が気になって探しに行ってきました。

先週の金曜朝に側溝から抜け出したところまではブログに書いたのですが、土曜の朝にはその場所からもすっかり姿を消していました。

月曜の夕方に池に行った時にいつも会う人たちから話を聞いても誰も見ておらず、恐らくあれ以来池にも戻って来てないでしょう。

どうにか居場所を突き止めようと周囲をくまなく探しても見つからず、キツネや野良猫が闊歩している現状では全滅の可能性もあると半分諦めかけていたのですが、今朝になって別の場所で発見しました。

そこは最後姿を見た場所からさらに1kmばかり離れたところにある小さな川でした。
まさかここまでは来ていないだろうと思いつつも念のために寄ってみたのですが、川を探るべく岸に近づいたところ、対岸にいたオシドリの親が茂みの方へ歩き出し、それに雛がついていくのが見えました。
すぐに姿を隠してしまったのではっきり確認できなかったものの雛は最低2羽は残っているようです。

この長距離の大冒険によってまた何羽か命を落としてしまったのかもしれませんが、まだ無事な子がいたので少し安心しました。

恐らくこの親子は池の人の多さに辟易して、キツネの脅威に晒されながらもここまで引っ越すことを選んだのでしょう。

今後は遠くから観察するに止め、余計なプレッシャーを与えないようにしたいと思います。

その後大きくなった方の親子を見に行ったのですがこちらもここ2,3日は4羽しか見かけません。

先週は7羽いたのにまたもや減ってしまった可能性があります。
一昨日の夜にやはり近くをキタキツネが走り回っていたのですが、すっかり餌さがしの巡回コースに組み込まれているのかも。

残った子たちは最近になってようやくオスとメスの違いが判別できるようになりました。

くちばしがピンクの方がオスで黒いのがメスです。

今日見かけた4羽はオスとメス2羽ずつでした。
この中に母親がいるのかはちょっと微妙です。普段の行動からも区別をつけるのが難しくなりました。