今日もオシドリ親子

今日は午後から用事があったので、午前中だけ雨模様の中、オシドリ親子を見に行きました。

到着すると池の淵で休憩中でした。雨が降ってるせいか雛たちはみんな母親の下に入り込んでます。

何羽いるのか気になったところですが、後で数えたところきちんと13羽いました。3日前から減っておらず一安心。

さらに今日はこれ以外にもう一家族増えてました。
こちらは雛は5羽だけの小家族です。

この二家族は基本的にお互い干渉していないのだが、たまに雛が別の家族に紛れ込もうとしてると母鳥が追い返しているのを見かける。
また母鳥同士もあまり近くに寄るとやっぱり諍いが始まる。観察していると大家族の母親の方が優勢なようだ。
この母鳥はのんびり泳いでいるマガモのオスさえも追い払ってしまうくらい気が強い。

そして用心深さも兼ね備えており常に周囲を見回して下り、カラスが上空に飛んでいるのを見かけるとすぐ大声で合図を送る。そうすると雛たちが一斉に水に潜る。
この統率の取れ方は見事だ。

水に潜った雛は濡れた羽を乾かすために陸に上がりバタバタと小さい羽を動かし水気を飛ばします。

しかしそこまで天敵のカラスに注意を払っている一方で人間に対しては全く警戒心を見せないところが面白い。
この写真も3mくらいしか離れていない距離で撮影しているが親鳥も全然気にする様子もない。

ここのオシドリたちは長年の経験からか、人間が自分たちに危害を加えないことを分かっているようにも見える。
休憩場所に人通りの多いところを選んでいるのはむしろ人間がいることによりカラスが近寄ってこないことを知っているのかも。
都市公園ならではの人間と自然の不思議な関係を見た気がする。